実はちょこっと悩んでます。
「胡桃、あたしら、2組だってさ。時雨も一緒。」

「えっ?ほんとっ?」

「ほんとほんと。ほら、早く行くよー。」


零ちゃんは、何かぶつぶつ言いながら

前をすたすた歩いて行ってしまう。


「わわっ、待ってよーー。」

「…っと、危ないっ…。」

「わっっ、ご、ごめっ。」

「…俺はヘーきだから。気をつけろよ?」


どうやら、初めてだらけのことばかりで

あたしは浮かれているらしい。
< 30 / 236 >

この作品をシェア

pagetop