そっと、もっと、ぎゅっと~私に限り無い愛を~
2.…俺の傍にいろよ
『先に行けよ』
会社に近くまで来て、修が私にそう告げた。
・・・やっぱり一緒に出社するのはおかしいよね。
私は修の言葉に従って、先に出社した。
「…おはようございます、部長」
「おはよう、矢沢さん」
…今日は、部長の方が先に出社していた。
・・・先に独りで出社して正解だったと思った。
「今日はお早い出社ですね」
「あ~、はい。昨日遅くまで会社で仕事してたんですけど」
「…ぇ、あれから、まだ仕事してたんですか?」
「はい、どうしても、やっておかなければいけない仕事がありまして。
でも、なかなか終わらないから、こうやって早く出社して、
今やっと仕事を仕上げたところですよ」
そう言って困ったように笑った誠を見て、私も、少しだけ笑った。
「私が何か手助けできることがありましたら、何でも言ってくださいね。
残業なんて、ちっとも苦になしませんから」
私の言葉に、誠は微笑んだ。
「ありがとう、何かと助けてもらえるのは嬉しいけど、
残業は程々にしないとね?女の子は、遅い夜道を一人で歩くものじゃありませんから」
会社に近くまで来て、修が私にそう告げた。
・・・やっぱり一緒に出社するのはおかしいよね。
私は修の言葉に従って、先に出社した。
「…おはようございます、部長」
「おはよう、矢沢さん」
…今日は、部長の方が先に出社していた。
・・・先に独りで出社して正解だったと思った。
「今日はお早い出社ですね」
「あ~、はい。昨日遅くまで会社で仕事してたんですけど」
「…ぇ、あれから、まだ仕事してたんですか?」
「はい、どうしても、やっておかなければいけない仕事がありまして。
でも、なかなか終わらないから、こうやって早く出社して、
今やっと仕事を仕上げたところですよ」
そう言って困ったように笑った誠を見て、私も、少しだけ笑った。
「私が何か手助けできることがありましたら、何でも言ってくださいね。
残業なんて、ちっとも苦になしませんから」
私の言葉に、誠は微笑んだ。
「ありがとう、何かと助けてもらえるのは嬉しいけど、
残業は程々にしないとね?女の子は、遅い夜道を一人で歩くものじゃありませんから」