そっと、もっと、ぎゅっと~私に限り無い愛を~
嬉しさのあまり、握る手に力が入った。
「怖いのか?」
「へ?・・・あ、はい」
咄嗟にウソをつく。
でも私を気にかけてくれたのか、修も握る手に力を込めてくれた。
…厚意に甘えて、好きなんて言えたら。
修の背中を見ながらそんな事を思う。
・・・でも言って、ダメだったら、もうこうやって傍にいられない。
…どちらにせよ、何時までも、修の家にお邪魔しているわけにはいかない。
本当は、引っ越すくらいのお金はある。
バイトでお金は沢山貯めているから。
でも、もう少しだけ、修の傍にいたい。
…我が儘かもしれないけど。
「矢沢」
「…なんですか?」
「この際、荷物、全部うちに運べば?」
「・・・ぇ?!」
突然の提案に、足を止めてしまった。
…そんなことしたら、修の傍を離れられなくなっちゃう。
…出てけって言われても、出ていきたくなくなっちゃう。
「いちいち、足りない荷物取りに行くのも面倒、だろ?」
ただの厚意であっても、
…期待してしまう。
…私の事、好きになってくれたのかなって。
「怖いのか?」
「へ?・・・あ、はい」
咄嗟にウソをつく。
でも私を気にかけてくれたのか、修も握る手に力を込めてくれた。
…厚意に甘えて、好きなんて言えたら。
修の背中を見ながらそんな事を思う。
・・・でも言って、ダメだったら、もうこうやって傍にいられない。
…どちらにせよ、何時までも、修の家にお邪魔しているわけにはいかない。
本当は、引っ越すくらいのお金はある。
バイトでお金は沢山貯めているから。
でも、もう少しだけ、修の傍にいたい。
…我が儘かもしれないけど。
「矢沢」
「…なんですか?」
「この際、荷物、全部うちに運べば?」
「・・・ぇ?!」
突然の提案に、足を止めてしまった。
…そんなことしたら、修の傍を離れられなくなっちゃう。
…出てけって言われても、出ていきたくなくなっちゃう。
「いちいち、足りない荷物取りに行くのも面倒、だろ?」
ただの厚意であっても、
…期待してしまう。
…私の事、好きになってくれたのかなって。