そっと、もっと、ぎゅっと～私に限り無い愛を～

「お前みたいに危なっかしい奴放っておけないだろ？

独りじゃ怖いって言うお前を独りにできるわけがない。

犯人がお前を襲った時、普通なら助けになんていかねえだろ？

お前みたいなやつ、守ってやらなきゃって思うだろ」



「…意味が分かりません」


「一回しか言わねえからな」

「・・・」


「俺の愛をお前にくれてやる」

「…ぇ？」

その言葉に、上を見上げる。

それに気づいた修が、視線を落とした。


「矢沢の事が好きだから、ずっとここにいろ・・・

ずっと一生、守ってやるから」


「？！・・・それじゃあ、まるで、プロポーズみたいじゃな・・・」

私の言葉を遮るように、修はちょっと強引にキスをした。


目をぱちぱちさせてる私を見て、修はフッと笑った。


「色気のない奴だな、目ぐらい閉じるだろ」

「…だって、夢じゃないかって・・・」


「現実だ現実」

「い！イヒャイれふ」

ホッペをつままれる…地味に痛い。