そっと、もっと、ぎゅっと~私に限り無い愛を~
極上の夜を過ごした。
恥ずかしがる私を、優しく包み込むような大谷さんのキスに愛撫に酔いしれた。

…。
それにしても、裸で抱き合いながら眠るのは2度目だけど、やっぱり、緊張してしまう。

「…早いな。もう起きてる」
そう言って、私をギュっと抱きしめた大谷さん。
私は赤い顔を隠すように、大谷さんの胸にピタリと顔をくっつけた。

「…顔が熱いな。…また、恥ずかしがってんのか?」

「…今度は酔ってませんから」
そう呟けば、大谷さんは、クスッと笑った。

「…ま、そんなとこも可愛いけど」
「…///!!」

2人の時は、必要以上に甘々です。
大谷さんの甘い言葉に、酔ってしまいそう。

「…また、痕が増えたな」
「…え?」

…痕。
それは、キスマークの事だろう。
大谷さんは、そこを指でなぞり、満足そう。

「澤田に見せたら、諦めるかな」
「み!見せれませんよ。こんなとこ!」

…胸に複数のキスマーク。

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