SELF ~本当の自分~

そう思っていると、玄関の呼び鈴が鳴った。


宅配便?

めんどいな……。


と思いつつ、開ける。

「「「フウカ!」」」


予想と反して、視界に入ってきたのは、
柚と、なっちゃんと、れのんだった。


なん、で……。



「5時間目、自習になったから、抜け出してきちゃった。フウカのお見舞い!」


なっちゃんののんびりした優しい声。


「そんな……れのんまで、いいの?」


れのん、バレたら内申悪くなっちゃうよ。

ちらっとれのんを見ると、何事もなさそうに、笑ってた。

< 75 / 105 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop