偽装シンデレラ~続きはオフィスの外で~
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柾貴に指摘されるまでこの想いが恋だと気遣かなった。
柾貴よりも経験豊富で女心も理解出来ると自負してたが、自身の恋心に気づかなかったとは情けない話だ。
でも、地味子は俺のタイプじゃないし、この恋心を認めたくないキモチもあった。
「リー君…この人はどう??」
「婆ちゃん…俺・・・仕事中なんだけど…これから取引先に・・・」
「…これはリー君の人生がかかった大事な話!!仕事よりも大切でしょ?」
今の俺には人生よりも取引先との商談の方が大切だが、婆ちゃんは訊く耳を持たない。
父方の祖母・濱部美古(ハマバミコ)御年79歳。
歳よりも外見は若く見え、美に対する追求は年々ヒートアップしていく。
我が『ハートフル化粧品』の会長。
「・・・」
婆ちゃんはテーブルにお見合い写真を並べる。その数何と20名。
「リー君に早く結婚して貰わないと…お婆ちゃんだってあの世に逝けないわ」
「…そう言われても…俺はまだ結婚願望無いし…」
「社内で浮名を流してばかりいると…お婆ちゃんだって…貴方に社長の椅子あげないわよ」
「ええ~~っ!?」
社長の椅子は欲しいけど、婆ちゃんの言いなりになって見合い結婚したくない。
「俺…交際している女性が居るんだ」
「それは初耳ね…」
「だから…見合い出来ません」
「じゃ~直ぐにその女性と結婚しなさい」
柾貴に指摘されるまでこの想いが恋だと気遣かなった。
柾貴よりも経験豊富で女心も理解出来ると自負してたが、自身の恋心に気づかなかったとは情けない話だ。
でも、地味子は俺のタイプじゃないし、この恋心を認めたくないキモチもあった。
「リー君…この人はどう??」
「婆ちゃん…俺・・・仕事中なんだけど…これから取引先に・・・」
「…これはリー君の人生がかかった大事な話!!仕事よりも大切でしょ?」
今の俺には人生よりも取引先との商談の方が大切だが、婆ちゃんは訊く耳を持たない。
父方の祖母・濱部美古(ハマバミコ)御年79歳。
歳よりも外見は若く見え、美に対する追求は年々ヒートアップしていく。
我が『ハートフル化粧品』の会長。
「・・・」
婆ちゃんはテーブルにお見合い写真を並べる。その数何と20名。
「リー君に早く結婚して貰わないと…お婆ちゃんだってあの世に逝けないわ」
「…そう言われても…俺はまだ結婚願望無いし…」
「社内で浮名を流してばかりいると…お婆ちゃんだって…貴方に社長の椅子あげないわよ」
「ええ~~っ!?」
社長の椅子は欲しいけど、婆ちゃんの言いなりになって見合い結婚したくない。
「俺…交際している女性が居るんだ」
「それは初耳ね…」
「だから…見合い出来ません」
「じゃ~直ぐにその女性と結婚しなさい」