偽装シンデレラ~続きはオフィスの外で~
《11》最良の方法
奈那子side-
常夏のハワイ旅行から帰国。
仕事初めを終え、アフターは稜真さんの部屋にお邪魔した。
稜真さんは高級住宅街・松濤のシックなブラウンの高級マンション10階に住んでいた。
「ここが…稜真さんの部屋ですか・・・」
「まぁな」
玄関先には、紺地に胸元には人参柄の刺しゅう入りのエプロン姿の栗原さんが立っていた。
「栗原さん?」
社内では知的でストイックな雰囲気の彼。
エプロン姿の彼は何とも意外で滑稽だった。
「俺と柾貴は半年前から同棲しているんだ」
「同棲??二人ってもしかして出来てるの?」
「そんなワケないだろう!!?」
「稜真お前の言い方が悪いんだよ。この場合は同棲じゃなく同居だ。バーカ」
「うるせぇよ。それより…今夜のメニューは??」
「お前のスキなロールキャベツだ」
「ロールキャベツか…お前のロールキャベツは母さんに比べて煮込みが足りないんだよな」
「夕食があるだけ…マシだと思えっ!!」
仕事初めを終え、アフターは稜真さんの部屋にお邪魔した。
稜真さんは高級住宅街・松濤のシックなブラウンの高級マンション10階に住んでいた。
「ここが…稜真さんの部屋ですか・・・」
「まぁな」
玄関先には、紺地に胸元には人参柄の刺しゅう入りのエプロン姿の栗原さんが立っていた。
「栗原さん?」
社内では知的でストイックな雰囲気の彼。
エプロン姿の彼は何とも意外で滑稽だった。
「俺と柾貴は半年前から同棲しているんだ」
「同棲??二人ってもしかして出来てるの?」
「そんなワケないだろう!!?」
「稜真お前の言い方が悪いんだよ。この場合は同棲じゃなく同居だ。バーカ」
「うるせぇよ。それより…今夜のメニューは??」
「お前のスキなロールキャベツだ」
「ロールキャベツか…お前のロールキャベツは母さんに比べて煮込みが足りないんだよな」
「夕食があるだけ…マシだと思えっ!!」