偽装シンデレラ~続きはオフィスの外で~
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「はい、これ・・・」
美古会長が私と稜真さんを会長室に呼び出した。
「柾貴君、二人に渡して」
「承知しました」
栗原さんが応接ソファに座る私達にニヤリと笑う。
意味深な彼の微笑に首を傾げた。
「これって・・・」
大理石のテーブルに広げられた薄い紙切れは婚姻届。
「ちゃんと…私とマー君で証人の名前書いておいたから。後は貴方達が名前を書くだけ」
証人は会長と濱部社長の連名…印鑑までしっかりで押印されていた。
「お気遣いどうも…婆ちゃん」
稜真さんが婚姻届を半分に折り畳むと会長が眉間にシワを寄せた。
「この場でサインしなさい!!」
「え~っ!?あ…俺忙しいし…奈那子だって忙しいよな」
「サイン位出来るでしょ!!」
美古会長の剣幕に負けて、稜真さんは仏頂面でサインした。
「お前も書けっ。奈那子」
「はい」
私もその場でサインをする羽目になった。
挙式に始まり、婚姻届まで会長命令でさせられるとは。
「柾貴君が役所に届けて頂戴」
「承知しました。会長」
私達の婚姻届は栗原さんに一任された。
「はい、これ・・・」
美古会長が私と稜真さんを会長室に呼び出した。
「柾貴君、二人に渡して」
「承知しました」
栗原さんが応接ソファに座る私達にニヤリと笑う。
意味深な彼の微笑に首を傾げた。
「これって・・・」
大理石のテーブルに広げられた薄い紙切れは婚姻届。
「ちゃんと…私とマー君で証人の名前書いておいたから。後は貴方達が名前を書くだけ」
証人は会長と濱部社長の連名…印鑑までしっかりで押印されていた。
「お気遣いどうも…婆ちゃん」
稜真さんが婚姻届を半分に折り畳むと会長が眉間にシワを寄せた。
「この場でサインしなさい!!」
「え~っ!?あ…俺忙しいし…奈那子だって忙しいよな」
「サイン位出来るでしょ!!」
美古会長の剣幕に負けて、稜真さんは仏頂面でサインした。
「お前も書けっ。奈那子」
「はい」
私もその場でサインをする羽目になった。
挙式に始まり、婚姻届まで会長命令でさせられるとは。
「柾貴君が役所に届けて頂戴」
「承知しました。会長」
私達の婚姻届は栗原さんに一任された。