偽装シンデレラ~続きはオフィスの外で~
栗原さんが秘書室から持って来たのはコーヒーマシンだけではなかった。
2リットルのミネラルウォーターのペットボトルと未開封のロイヤルコナフレーバーコーヒーそしてもなかの入った箱。
「これって・・・」
総務部でも大人気のバニラ風味のフレーバー。
程よい爽やかな酸味が私達女子社員達には好評だった。
「これは…稜真が好んで飲むコーヒーだ。このもなかはお土産で余っていたものだ」
「私もスキで毎朝…稜真さんと一緒に飲んでます」
「一緒にモーニングコーヒーか…ラブラブだな。稜真」
「からかうな!お前は全部知ってるクセに」
「二人は偽装結婚でしたね・・・」
「オフィスでは禁句だぞ。柾貴」
「申し訳御座いません。言葉には今後気を付けます。濱部稜真社長」
「それならいいぞ。栗原君」
稜真さんは、栗原さんに初めて社長と呼ばれ、上機嫌に笑った。
2リットルのミネラルウォーターのペットボトルと未開封のロイヤルコナフレーバーコーヒーそしてもなかの入った箱。
「これって・・・」
総務部でも大人気のバニラ風味のフレーバー。
程よい爽やかな酸味が私達女子社員達には好評だった。
「これは…稜真が好んで飲むコーヒーだ。このもなかはお土産で余っていたものだ」
「私もスキで毎朝…稜真さんと一緒に飲んでます」
「一緒にモーニングコーヒーか…ラブラブだな。稜真」
「からかうな!お前は全部知ってるクセに」
「二人は偽装結婚でしたね・・・」
「オフィスでは禁句だぞ。柾貴」
「申し訳御座いません。言葉には今後気を付けます。濱部稜真社長」
「それならいいぞ。栗原君」
稜真さんは、栗原さんに初めて社長と呼ばれ、上機嫌に笑った。