偽装シンデレラ~続きはオフィスの外で~
誰よりも命の尊さを知る柚希さんは自らの命を絶つコトができない。
彼は今でも…彩名さんの想いを絶つコトもできず、苦しみ、自身の命を危険に晒して死に場所を探してる。
この世に命を生み出した母親としては
そんな生き方を続ける息子を放ってはおけない。
早祐社長のキモチが判らないワケでないが。
私はスキなのは稜真さんで…
「申し訳有りません…。私、稜真さんのコトがスキなんです。本当に申し訳有りません…本当に…」
「そんな謝らなくても…いいのよ。私の方こそ…ゴメンなさい…。でも、柚希が余りにも可哀想で…」
早祐社長の両方の瞳から…涙が溢れて頬を伝ってゆく。
息子を想う母の愛情が痛いほど伝わる。
「柚希には柚希の生き方があると夫は言うけど…私は割り切れない。私もお父さんと同じで…柚希の生き方の邪魔をしているのかもしれない。でも、母として…」
早祐社長は嗚咽を交じらせ、搾り出すような声で言葉を紡いだ。
唯の同情で柚希さんのそばに居ても…それは彼を傷つけるだけだと思うが。
でも、私は早祐社長を放ってはおけなかった。
「私が柚希さんを説得します」
彼は今でも…彩名さんの想いを絶つコトもできず、苦しみ、自身の命を危険に晒して死に場所を探してる。
この世に命を生み出した母親としては
そんな生き方を続ける息子を放ってはおけない。
早祐社長のキモチが判らないワケでないが。
私はスキなのは稜真さんで…
「申し訳有りません…。私、稜真さんのコトがスキなんです。本当に申し訳有りません…本当に…」
「そんな謝らなくても…いいのよ。私の方こそ…ゴメンなさい…。でも、柚希が余りにも可哀想で…」
早祐社長の両方の瞳から…涙が溢れて頬を伝ってゆく。
息子を想う母の愛情が痛いほど伝わる。
「柚希には柚希の生き方があると夫は言うけど…私は割り切れない。私もお父さんと同じで…柚希の生き方の邪魔をしているのかもしれない。でも、母として…」
早祐社長は嗚咽を交じらせ、搾り出すような声で言葉を紡いだ。
唯の同情で柚希さんのそばに居ても…それは彼を傷つけるだけだと思うが。
でも、私は早祐社長を放ってはおけなかった。
「私が柚希さんを説得します」