偽装シンデレラ~キスの続きはオフィスの外で~

稜真side-

俺のアフターは取引先への挨拶を兼ねた会食ばかり。
週に一度は実家に帰る奈那子。

俺との同居生活は居心地悪いのかな?おまけに今夜は泊まって来るとのコト。

「やっぱ…酔った勢いでHなんてするから・・・」

俺の呟きを柾貴は訊き逃さなかった…
信号待ちで車を停めた途端、柾貴が俺に問いかける。

「何?稜真…奈那子さんと酔った勢いでHしたの?」

「…いや…別に…」

「マジでヤッたんだな…お前の顔を見れば嘘か本当かぐらいわかる。俺達何年一緒に居ると思ってんだ?稜真」

「奈那子のヤツ、週に1度は実家に帰るんだ…」

「・・・そうか。Hの最中、ちゃんと奈那子さんに自分のキモチを伝えたのか?」

「それがその…酒の酔いのせいで余り…記憶にないんだ…」

「ふうん…じゃどう言った経緯でHになったのかも記憶にないんだ・・・」

「まぁな」


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