偽装シンデレラ~キスの続きはオフィスの外で~
《17》お相子
稜真side-
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悪天候の為、ゴルフコンペは中止して、クラブハウスの2階のレストランで懇親会。
「今日はお前の顔見せのパーティだ飲め。稜真」
父さんの代役として兄貴がコンペに参加していた。
「兄貴…俺…今日は飲む気になれない」
「そう言えば、お前…さっきから何も食べてないな…。具合悪いのか?」
「奈那子さんのコトで頭が一杯なんですよ」
隣に座る柾貴が余計なコトを兄貴に吹き込む。
「へぇー奈那子さんのコトで頭が一杯とは…喧嘩でもしたのか?稜真」
「奈那子のコトは関係ない!余計なコト言うなよ!!柾貴」
「何?図星か?稜真」
「柾貴お前…」
「夫婦喧嘩は犬も食わない…どうせくだらないコトで喧嘩したんだろ?稜真」
「だから…俺は奈那子と喧嘩なんてしてない!」
俺は執拗に言う兄貴をジロリと睨んだ。
「新婚早々、新妻と喧嘩とは稜真君も大変だな」
コンペの主催者の相馬社長まで話の輪に入って来た。
元はと言えば…相馬社長の息子の柚希さんが原因。
悪天候の為、ゴルフコンペは中止して、クラブハウスの2階のレストランで懇親会。
「今日はお前の顔見せのパーティだ飲め。稜真」
父さんの代役として兄貴がコンペに参加していた。
「兄貴…俺…今日は飲む気になれない」
「そう言えば、お前…さっきから何も食べてないな…。具合悪いのか?」
「奈那子さんのコトで頭が一杯なんですよ」
隣に座る柾貴が余計なコトを兄貴に吹き込む。
「へぇー奈那子さんのコトで頭が一杯とは…喧嘩でもしたのか?稜真」
「奈那子のコトは関係ない!余計なコト言うなよ!!柾貴」
「何?図星か?稜真」
「柾貴お前…」
「夫婦喧嘩は犬も食わない…どうせくだらないコトで喧嘩したんだろ?稜真」
「だから…俺は奈那子と喧嘩なんてしてない!」
俺は執拗に言う兄貴をジロリと睨んだ。
「新婚早々、新妻と喧嘩とは稜真君も大変だな」
コンペの主催者の相馬社長まで話の輪に入って来た。
元はと言えば…相馬社長の息子の柚希さんが原因。