偽装シンデレラ~続きはオフィスの外で~
俺は泥酔して、兄貴と柾貴の肩を借りて、千鳥足で部屋に戻った。
「奈那子さん!!ご亭主をお届けに参りました!!!」
「奈那子は居ねぇよ。兄貴」
「そのようだな・・・」
俺はリビングのソファに腰を下ろす。
「・・・柾貴、酔い覚ましに水でも入れてやれ」
「はい」
柾貴はキッチンに入って、冷蔵庫を開ける。
「何だこれ?」
兄貴は食卓の上に置かれた紙切れを見つめる。
「奈那子さんの置手紙だな…何々…稜真さんへ…2ヵ月間いい夢を見させて頂きました。ありがとうございます。私達は偽装結婚でしたが…はぁ?何だ!!?偽装結婚って!!?」
俺は兄貴から奈那子の手紙を奪おうと腰を上げたが、酔いで気分が悪くなり、そのまま…また腰を下ろした。
「稜真お前…」
「一番、バレたくない相手にバレたな…稜真」
「何だ?柾貴は知っていたのか?」
「はい、知っていました…」
「奈那子さん!!ご亭主をお届けに参りました!!!」
「奈那子は居ねぇよ。兄貴」
「そのようだな・・・」
俺はリビングのソファに腰を下ろす。
「・・・柾貴、酔い覚ましに水でも入れてやれ」
「はい」
柾貴はキッチンに入って、冷蔵庫を開ける。
「何だこれ?」
兄貴は食卓の上に置かれた紙切れを見つめる。
「奈那子さんの置手紙だな…何々…稜真さんへ…2ヵ月間いい夢を見させて頂きました。ありがとうございます。私達は偽装結婚でしたが…はぁ?何だ!!?偽装結婚って!!?」
俺は兄貴から奈那子の手紙を奪おうと腰を上げたが、酔いで気分が悪くなり、そのまま…また腰を下ろした。
「稜真お前…」
「一番、バレたくない相手にバレたな…稜真」
「何だ?柾貴は知っていたのか?」
「はい、知っていました…」