偽装シンデレラ~続きはオフィスの外で~
私達は部屋に戻った。
「アイツら…帰ったのか?」
「アイツら?」
「兄貴と柾貴だ」
「あの…もしかして…拓真さんに私達の偽装結婚バレました?」
「お前の置手紙を先に読まれてバレてしまった」
稜真さんは後ろ髪を掻きむしって参ったように言った。
「どうしましょうか?」
「奈那子お前のせいだからな。口止め料はお前が払えっ」
「ええ~っ!?」
「嘘だよ。本当にお前は面白い」
「稜真さん!」
稜真さんは私の腰に手を滑らせてそっと抱き寄せた。アーモンド形の瞳に宿る光は甘く蕩ける蜂蜜のよう。
高まる甘い雰囲気。
心は照れ臭く、カラダは歯痒さを感じる。
稜真さんのふわりとほほ笑んだ表情に導かれ、瞳を閉じた。
重なる唇は優しく、次第に情熱を迸らせて激しく吸い付く。
「アイツら…帰ったのか?」
「アイツら?」
「兄貴と柾貴だ」
「あの…もしかして…拓真さんに私達の偽装結婚バレました?」
「お前の置手紙を先に読まれてバレてしまった」
稜真さんは後ろ髪を掻きむしって参ったように言った。
「どうしましょうか?」
「奈那子お前のせいだからな。口止め料はお前が払えっ」
「ええ~っ!?」
「嘘だよ。本当にお前は面白い」
「稜真さん!」
稜真さんは私の腰に手を滑らせてそっと抱き寄せた。アーモンド形の瞳に宿る光は甘く蕩ける蜂蜜のよう。
高まる甘い雰囲気。
心は照れ臭く、カラダは歯痒さを感じる。
稜真さんのふわりとほほ笑んだ表情に導かれ、瞳を閉じた。
重なる唇は優しく、次第に情熱を迸らせて激しく吸い付く。