偽装シンデレラ~続きはオフィスの外で~
「濱部部長」
私は彼の背中を棚に押し付ける。
「壁ドンではなく、棚ドンか…クールな奈那子が慌てる顔…可愛くて仕方がない」
「業務に差し障るような言動は止めて下さい」
「業務に差し障る程…俺のコトが気になるのか…」
「違います。私をからかって何が面白いんですか?」
「今までずっと…俺はお前の視界に入っていなかった。でも、今はいちいち反応示してくれる。それが面白いんだ」
「私は貴方の玩具ではありません」
「俺の奥様になる人」
「それは…偽・・・」
彼は私の顎を指で摘まみキスを落とした。
彼は私の口腔の中に舌を器用に差し入れて慣れた感じに舌を絡め合わせていく。
官能的で蹂躙されるようなキスは初めてだった。
彼のキスを待っていたかように口内は潤っていた。それがとても悔しい。
私がまるで欲求不満のように思えるから。
キスの後は身体から力が抜けて、頭にも白い霞がかかる。
「奈那子」
部長の声でハッと我に返って私は彼に手を上げた。
彼は私の手首を掴んでそのまま私を抱き締める。
「離して下さい…」
「昼休み、会長室行くぞ」
「!?」
「俺の結婚相手として婆ちゃんに紹介する」
「待って下さい…」
部長の唇が私の耳許に寄せられたと思うと今度は首筋を這っていた。
私は彼の背中を棚に押し付ける。
「壁ドンではなく、棚ドンか…クールな奈那子が慌てる顔…可愛くて仕方がない」
「業務に差し障るような言動は止めて下さい」
「業務に差し障る程…俺のコトが気になるのか…」
「違います。私をからかって何が面白いんですか?」
「今までずっと…俺はお前の視界に入っていなかった。でも、今はいちいち反応示してくれる。それが面白いんだ」
「私は貴方の玩具ではありません」
「俺の奥様になる人」
「それは…偽・・・」
彼は私の顎を指で摘まみキスを落とした。
彼は私の口腔の中に舌を器用に差し入れて慣れた感じに舌を絡め合わせていく。
官能的で蹂躙されるようなキスは初めてだった。
彼のキスを待っていたかように口内は潤っていた。それがとても悔しい。
私がまるで欲求不満のように思えるから。
キスの後は身体から力が抜けて、頭にも白い霞がかかる。
「奈那子」
部長の声でハッと我に返って私は彼に手を上げた。
彼は私の手首を掴んでそのまま私を抱き締める。
「離して下さい…」
「昼休み、会長室行くぞ」
「!?」
「俺の結婚相手として婆ちゃんに紹介する」
「待って下さい…」
部長の唇が私の耳許に寄せられたと思うと今度は首筋を這っていた。