偽装シンデレラ~続きはオフィスの外で~
**********
「貴方は総務課の地道さん」
「そうです。濱部会長」
「固い挨拶は抜きよ。貴方はリー君のお嫁さん。あたしにとっては可愛い孫嫁よ」
「光栄です」
やはり、濱部家の嫁には不釣り合い気が。
「リー君とは同期だし、色々と関わる機会も多くて恋愛に発展したのかしら?」
私の背後に控えている栗原さんは笑いを必死に堪えていた。
「あたし何かおかしなコト言ってるかしら?柾貴君」
「いいえ…別に」
「リー君はター君に比べて甘えん坊な所があるから…貴方のようなしっかりとした女性が伴侶としてはお似合いね」
「入るよ。婆ちゃん」
濱部部長が慌てた様相で会長室に飛び込んで来た。
「あ―いいところに来たわね。リー君」
「柾貴!!勝手に奈那子を婆ちゃんの所に連れて行くなよ!」
「柾貴君に訊くとリー君の相手は社内に居ると訊いて、あたしが柾貴君にお願いして連れて来て貰ったの。地道さんと二人でお話がしたかったのよ。リー君そう怒らないで…地道さんの隣に座りなさい」
「貴方は総務課の地道さん」
「そうです。濱部会長」
「固い挨拶は抜きよ。貴方はリー君のお嫁さん。あたしにとっては可愛い孫嫁よ」
「光栄です」
やはり、濱部家の嫁には不釣り合い気が。
「リー君とは同期だし、色々と関わる機会も多くて恋愛に発展したのかしら?」
私の背後に控えている栗原さんは笑いを必死に堪えていた。
「あたし何かおかしなコト言ってるかしら?柾貴君」
「いいえ…別に」
「リー君はター君に比べて甘えん坊な所があるから…貴方のようなしっかりとした女性が伴侶としてはお似合いね」
「入るよ。婆ちゃん」
濱部部長が慌てた様相で会長室に飛び込んで来た。
「あ―いいところに来たわね。リー君」
「柾貴!!勝手に奈那子を婆ちゃんの所に連れて行くなよ!」
「柾貴君に訊くとリー君の相手は社内に居ると訊いて、あたしが柾貴君にお願いして連れて来て貰ったの。地道さんと二人でお話がしたかったのよ。リー君そう怒らないで…地道さんの隣に座りなさい」