偽装シンデレラ~続きはオフィスの外で~
相馬先生は防衛医科大卒。この病院の心臓外科医として勤務している。
医官とは言え、自衛隊隊員としての厳しい訓練も受けた相馬先生。
体格はアスリート型の細身で、中性的な顔だけど、男性としての精悍な魅力を持つ人物だった。
相馬先生は夕闇の中、ベンチに転がって英気を養う。
私は先生を尻目にホールへと急ぐ。
*********
「お姉ちゃん!!」
「元気?弥英子」
「うん。お母さんは?」
「コインランドリーかな?」
「そう」
弥英子の入院する病室は6人の大部屋。
ここは小児病棟。
今年14歳となる弥英子が一番年上だった。
「中庭のベンチで相馬先生寝てたわ」
「へぇー」
「お疲れのようね・・・でも、あの寒空の中…風邪ひかないかしら?」
「お姉ちゃん…気になるの?」
弥英子は興味深々に私の顔を覗き見る。
医官とは言え、自衛隊隊員としての厳しい訓練も受けた相馬先生。
体格はアスリート型の細身で、中性的な顔だけど、男性としての精悍な魅力を持つ人物だった。
相馬先生は夕闇の中、ベンチに転がって英気を養う。
私は先生を尻目にホールへと急ぐ。
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「お姉ちゃん!!」
「元気?弥英子」
「うん。お母さんは?」
「コインランドリーかな?」
「そう」
弥英子の入院する病室は6人の大部屋。
ここは小児病棟。
今年14歳となる弥英子が一番年上だった。
「中庭のベンチで相馬先生寝てたわ」
「へぇー」
「お疲れのようね・・・でも、あの寒空の中…風邪ひかないかしら?」
「お姉ちゃん…気になるの?」
弥英子は興味深々に私の顔を覗き見る。