偽装シンデレラ~続きはオフィスの外で~
「別に…」

「彼氏とは別れたんでしょ?」

「ん、あ・・・まぁね。でも、お姉ちゃん…結婚するかもしれない」

「ええ~~っ!!?」

弥英子の声が大部屋に響き渡る。

「声が大きい…」

私は弥英子の口を塞いだ。

「誰と結婚するの?元カレとよりを戻したの?」

「違う…同じ会社の同期の男性。弥英子とお母さんにも近い内に紹介するわ」

「突然だね…」

「私自身も驚いている。でも…私には彼が必要なの」

そう、私達家族には濱部部長が必要。





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