偽装シンデレラ～続きはオフィスの外で～

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相馬先生が結婚祝いにボトルを入れてくれて…それから…一緒にボトルの酒を飲み交わして…


「奈那子さん…奈那子さん…起きて」

遠い場所で誰かが私を呼んでいる。

もしかして…お父さん？

じゃここは天国？？

まだ、死んではダメ…私にはお母さんと弥英子とそして…濱部部長が…


私は目を覚まし、ハンマーで何度も殴られたようにガンガンする頭を起こした。

「おはよう。奈那子さん」

白いバスローブ姿の相馬先生が濡れた髪をタオルガシガシ拭きながら私を見ていた。


「早く起きないと…会社に遅れるよ」

「こ、ここは何処ですか？」


「ここは…ラブホ」

「ラララ、ラブホっ！？私達何かしました？」

「何もしていない。君はベットに寝かせたけど、俺はそこのソファで寝たから安心して」

「どう言う経緯で…私達はラブホに？」

「店を出て二人で飲み歩いて…行きついた先がここだった。それだけだ。君は泥酔してたけど…俺はまだ意識あったからな。Hしようと思えば出来たかもしれないな」


相馬先生は涼しげに笑って爆弾発言をする。

「申し訳有りません…相馬先生」

「まぁ―旦那様には内緒にした方がいいな」

「そうですね…」

「これは二人だけの秘密で」