偽装シンデレラ~続きはオフィスの外で~
「ありがとうございます」

「礼を言われるとは思わなかった。後少し時間あれば…俺だって君を襲っていたかもしれないのに」

相馬社長の漆黒の瞳が不埒に輝く。


「君は俺のキモチに気づいていなかったもしれないけど」

「相馬先生?」

「俺は君の優しさに惹かれた…でも、君は他の男のモノになる」

相馬先生をベットの端を腰を下ろして私を抱き締めた。

「そ、相馬先生…」

ルーズに着たバスローブの襟元から見える相馬先生の胸板はとてもセクシー。
鍛えあげられた筋肉質な胸板に私の顔が埋まる。


「何もしないから…少しだけこのままで居させて欲しい。奈那子さん」

私も先生の言葉を信じて暫くジッと抱き締められた。

濱部部長…稜真さんには強引に唇を奪われたが、相馬先生は最初に宣言した通り何もしなかった。

唯、私を抱き締めていた…

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