偽装シンデレラ~キスの続きはオフィスの外で~
建物の中に入ると広々とした開放的な空間。
開かれた窓の外に見えるのは、海へと突き出るような溶岩で出来た崖と空と同じように青く澄んだ海原。
「ハワイに来たのね…」
「おーい。稜真」
拓真さんと小陽さんが私達を迎えてくれた。
「父さん達は??」
「ゴルフだ」
拓真さんも真っ赤なアロハシャツに白の綿パン姿。
小陽さんもオレンジ色のハイビスカス柄のマキシ丈ドレス姿。
二人揃ってハワイリゾートを満喫していた。
「新郎新婦が揃った所で…衣装室行くぞ」
「はぁ?」
「婆ちゃんがお前らの挙式を予約したんだよ」
「挙式??それいつだよ!!?」
「元旦だ」
「俺なにも訊いてないぞ!!」
「年の始まりに結婚式だなんて…素敵ね」
小陽さんは羨ましげに呟く。
「婆ちゃん…勝手に何でも決め過ぎ」
「早く衣装室行くぞ!」
「先に荷物を部屋に置かせてくれ」
「それもそうだな・・・」
開かれた窓の外に見えるのは、海へと突き出るような溶岩で出来た崖と空と同じように青く澄んだ海原。
「ハワイに来たのね…」
「おーい。稜真」
拓真さんと小陽さんが私達を迎えてくれた。
「父さん達は??」
「ゴルフだ」
拓真さんも真っ赤なアロハシャツに白の綿パン姿。
小陽さんもオレンジ色のハイビスカス柄のマキシ丈ドレス姿。
二人揃ってハワイリゾートを満喫していた。
「新郎新婦が揃った所で…衣装室行くぞ」
「はぁ?」
「婆ちゃんがお前らの挙式を予約したんだよ」
「挙式??それいつだよ!!?」
「元旦だ」
「俺なにも訊いてないぞ!!」
「年の始まりに結婚式だなんて…素敵ね」
小陽さんは羨ましげに呟く。
「婆ちゃん…勝手に何でも決め過ぎ」
「早く衣装室行くぞ!」
「先に荷物を部屋に置かせてくれ」
「それもそうだな・・・」