偽装シンデレラ~キスの続きはオフィスの外で~
《2》御曹司のプロポーズ
稜真side-
俺は彼女に強引な食事の約束を取り付けて席替え。
一人で今日の日替わり定食のエビフライを頬張った。
心臓は高鳴ったままで動悸が激しい。
どうにかなってしまいそうだ。
やはり…俺は地味子に恋をしているか?
地味子地味子と呼んでいるが彼女の名前は奈那子。
奈那子は俺に地味子と言う不名誉なあだ名を付けられても全く動じない無表情なオンナ。
女を苛める趣味は無いが…常にクールで淡々と仕事をこなす奈那子がどうしても気になった。
他の女子社員は俺を見るとキャーキャー騒ぐのに彼女は全くの無反応。
彼女の視界に俺は入っていない。
俺は彼女の反応が気になって気になって早5年の月日が流れてしまった。
「お前…地道さんに恋をしているんだよ」
この間二人で飲みに行ったバーでの話。
俺の同期で社長秘書を務める栗原柾貴(クリハラマサキ)の言葉に驚愕した。
「嘘だろ?俺の好みのタイプじゃないし」
「地味子なんてあだ名付けて…他の女子社員と区別して…お前は彼女を特別扱いしているんだ」
「特別扱い?」
「そう特別扱い。彼女を苛めて…ガキみたいなコトして…楽しいか?」
「楽しくはないが…」
一人で今日の日替わり定食のエビフライを頬張った。
心臓は高鳴ったままで動悸が激しい。
どうにかなってしまいそうだ。
やはり…俺は地味子に恋をしているか?
地味子地味子と呼んでいるが彼女の名前は奈那子。
奈那子は俺に地味子と言う不名誉なあだ名を付けられても全く動じない無表情なオンナ。
女を苛める趣味は無いが…常にクールで淡々と仕事をこなす奈那子がどうしても気になった。
他の女子社員は俺を見るとキャーキャー騒ぐのに彼女は全くの無反応。
彼女の視界に俺は入っていない。
俺は彼女の反応が気になって気になって早5年の月日が流れてしまった。
「お前…地道さんに恋をしているんだよ」
この間二人で飲みに行ったバーでの話。
俺の同期で社長秘書を務める栗原柾貴(クリハラマサキ)の言葉に驚愕した。
「嘘だろ?俺の好みのタイプじゃないし」
「地味子なんてあだ名付けて…他の女子社員と区別して…お前は彼女を特別扱いしているんだ」
「特別扱い?」
「そう特別扱い。彼女を苛めて…ガキみたいなコトして…楽しいか?」
「楽しくはないが…」