偽装シンデレラ~続きはオフィスの外で~
皆バラバラに1日の時間を過ごしていたが、夕食はホテル内の日本食レストランで共に摂った。
大晦日とあってメニューの中に年越し蕎麦があった。
「遅くなりまして申し訳有りません…」
私達が集うテーブルに相馬先生の姿が。
「柚希君!!?」
美古会長が立ち上がり、頭を下げる相馬先生に抱き付いた。
「美古会長!?」
「柚希君は本当に若い時の祐早斗さんにそっくりね…」
「爺ちゃんに似てるなんて…悪い冗談を。俺は爺ちゃんみたいに融通の利かない人間ではありません」
相馬先生は眉間にシワを寄せて嫌悪感を露わにする。
「母さんも柚希君が祐早斗さんを嫌っているコトは知っているだろ?」
濱部社長がその場を穏便に済ませようとした。
「悪いコト言ったわね。柚希君。ゴメンなさいね・・・」
「別にいいですよ」
相馬先生は、濱部社長の右の隣の空席に腰を下ろした。
大晦日とあってメニューの中に年越し蕎麦があった。
「遅くなりまして申し訳有りません…」
私達が集うテーブルに相馬先生の姿が。
「柚希君!!?」
美古会長が立ち上がり、頭を下げる相馬先生に抱き付いた。
「美古会長!?」
「柚希君は本当に若い時の祐早斗さんにそっくりね…」
「爺ちゃんに似てるなんて…悪い冗談を。俺は爺ちゃんみたいに融通の利かない人間ではありません」
相馬先生は眉間にシワを寄せて嫌悪感を露わにする。
「母さんも柚希君が祐早斗さんを嫌っているコトは知っているだろ?」
濱部社長がその場を穏便に済ませようとした。
「悪いコト言ったわね。柚希君。ゴメンなさいね・・・」
「別にいいですよ」
相馬先生は、濱部社長の右の隣の空席に腰を下ろした。