偽装シンデレラ~キスの続きはオフィスの外で~
白いカーテンで覆われたカバナ。
潮風でカーテンが僅かに揺れている。
「あの…忘れ物を・・・」
私の視界に入って来たのは拓真さんと小陽さんの強烈なキスシーン。
二人はキスに戯れていたが私の声で唇を離す。
濃密なキスを交わしていた二人の唇には白い糸が引いていた。
「サングラスを忘れたと言うか…」
私はテーブルの隅に置いてあったサングラスを手にしてそそくさにカバナを出た。
「真っ赤な顔してどうした?奈那子」
「いえ…拓真さん達がキスしてたんです・・・」
「ふうん」
稜真さんは素知らぬ顔で再びデッキチェアに転がって天を仰いだ。
「驚かないんですか?」
「アイツらのキスは何度も見てるし」
「仲いいですね・・・」
「仲いいな・・・」
稜真さんはそのまま瞳を閉じて昼寝を始める。
私は拓真さん達の元に戻るコトも出来ず、一人で退屈を持て余してプールの中に入った。
久し振りのプール。
潮風でカーテンが僅かに揺れている。
「あの…忘れ物を・・・」
私の視界に入って来たのは拓真さんと小陽さんの強烈なキスシーン。
二人はキスに戯れていたが私の声で唇を離す。
濃密なキスを交わしていた二人の唇には白い糸が引いていた。
「サングラスを忘れたと言うか…」
私はテーブルの隅に置いてあったサングラスを手にしてそそくさにカバナを出た。
「真っ赤な顔してどうした?奈那子」
「いえ…拓真さん達がキスしてたんです・・・」
「ふうん」
稜真さんは素知らぬ顔で再びデッキチェアに転がって天を仰いだ。
「驚かないんですか?」
「アイツらのキスは何度も見てるし」
「仲いいですね・・・」
「仲いいな・・・」
稜真さんはそのまま瞳を閉じて昼寝を始める。
私は拓真さん達の元に戻るコトも出来ず、一人で退屈を持て余してプールの中に入った。
久し振りのプール。