お堅い男子は好きですか?~二人の幼なじみと甘々な恋~
「可愛い…ありがとうございます!」
「気に入ってくれた?」
馨は、またも完璧な笑みを浮かべる。
「はい!これ毎日学校につけていこうかなあとか思ってます!」
あはは、と雪菜は笑う。
「うん、よければしていって?」
「でも没収されそうで怖い…」
やはり、誕生日にもらったものは大切で、没収されたくないみたいだ。
「大丈夫だよ、今は冬服だし」
「そうですね…!」
雪菜は嬉々として、
自分の左腕に回っているブレスをまじまじとみる。