お堅い男子は好きですか?~二人の幼なじみと甘々な恋~



雪菜は真っ赤になってこれ以上何かしたら泣き出しそうだったので、馨は今日はこれで自重することにした。

(俺って結構自制心ないんだなあ)

「今日は帰るよ。じゃあ、またね」







雪菜の部屋を後にした。


不思議と、次のステップに進んだことを、馨は後悔していなかった。
本当なら、このまま幼なじみとしていたほうがよかったのかな、と自問自答するだろうと考えていたが、

全く後悔はなかった。



雪菜の家を後にする、

外は雨が上がっていた。
三人が住んでいるところはどちらかというと田舎の方なので、美しくキラキラきらめく星も出ている。

(雨は、あがった。幸先いい出発となったな)











< 109 / 126 >

この作品をシェア

pagetop