お堅い男子は好きですか?~二人の幼なじみと甘々な恋~



雪菜の家までは
ほぼ無心状態だった

キスの言い訳も
何もかも考えなかった


ただ雪菜に会いたかった


会って、笑顔を見たいと思った

電車の中で、携帯を開く。






すると、雪菜からメールが来ていた。


“先輩、今日はありがとうございました
羽鳥が怒ってしまい、すみません

またいつか遊びましょうね。”


とかかれていた。

(……)
俺とのキスの事は、何もかかれていない
――――無かったことにされているのか
雪菜は優しいから、
きっと何もないふりをするだろう

馨は、電車を降りた。










< 94 / 126 >

この作品をシェア

pagetop