ダーリンは財閥
今日は拓哉さんとの残業二日目。
皆が退社した後私はコーヒーを買いに自販機に向かった。

「俺ブラック」

と後ろから声がした。

「あっお疲れ様です!
どのブラックですか?」

拓哉さんは笑いながら

「冗談冗談!
自分で買うから大丈夫」

と笑ってた。

「昨日家で色々デザイン考えて来たから見て」

と言われてコーヒー飲みながら見た。

「凄いどれも素敵です!
今回のテーマにぴったりです」

と絶賛した

「愛ちゃんさぁ?
いい加減二人の時は敬語もちゃんさんつけもやめようよ、
俺敬語苦手」

と困った顔で言われたから笑ってしまった。

「分かりました(笑)
じゃ二人の時はやめましょう」

と笑って言った

「既に敬語だし(笑)」

とおでこをつつかれた。

「あっすみっいやっゴメン」

拓哉さんは笑ってた。

「さぁデザイン決まったし印刷印刷」

と手際よく作業に取り掛かった。
時計を見ると終電過ぎてた!

「ヤバイ!
終電なくなっちゃった」

「愛お嬢様送りますよ」

「いつもすみませんっ」

「愛ちゃんと二人っきりになれるから平気」

私はその言葉に赤くなった。

私は帰り支度をすませ地下駐車場に向かった。

「どうぞ、お嬢様(笑)」

と笑いながら助手席のドアを開けられた。

私は助手席に乗った

「お嬢様ナビお願いしますね」

とウィンクされドキッとした。

私は自宅までの間ずっと拓哉さんの横顔を見てた。

すると!

「盗み見禁止」

と笑いながら言われて慌てた。

「愛って本当いると楽しいねっ」
「そそんなことないですよ!」

と慌てて答えた。

車でこの時間だと自宅まではそんなに時間かからず着いた。

私は降りて。

「毎日送ってもらい有り難うございました、
あっいや送ってくれて有り難う」
と言い直した。

「気にすんなよ。
寒いから風邪ひくなよ明日な愛」
と車は消えて行った。

私は自宅に帰ってさっそくお風呂に入り司の事が脳裏にあった。

お風呂からあがると携帯が光ってたからひらくと

「愛俺も無事帰宅寒いから風呂入る。
明日も頑張ろう。」

と拓哉さんからメールが来てた。
「お疲れ様でした。
私もお風呂入って布団です」

「愛風呂あがるまで待てる」

「はい待てますよ」

「速攻入るから待ってて」

「分かりました(^^;」

しばらくすると

「やっぱり風呂は天国だわ」

「お風呂気持ちいいよね」

「うん愛といつか入りたいかな」
「んもうっ又からかってるし」

「からかってねーし(^^;」

「明日も仕事だからそろそろ寝よう拓哉(^^;」

「おぅ分かった(^^;
愛の夢見るよ」

「じゃ私も拓哉の夢見るよ☆
お休み拓哉☆」

「お休み愛」

私は布団の中でドキドキしてた。

《一緒にお風呂とか》

想像してる自分が恥ずかしくなった。

私は音楽を聞きながら眠りについた。
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