ダーリンは財閥

豪華なパーティー

今日はK.Iｸﾞﾙｰﾌﾟの7周年記念パーティーに社員皆招待された。

拓哉の側にいた甲斐もあり憧れのデザイナーさんとも握手出来た。
天にも上る気持ちとはこの事を言うのだろう。

私は拓哉さんに心から感謝した。
「拓哉さん有り難う」

と心でお礼を言った。

「愛！
一人にさせてゴメンな。
大丈夫？」

「憧れのデザイナーさんとも握手会話出来たし本当夢見たいだよ今日は」

とテンションはMAXだった

拓哉さんに手をひかれ色んな人と会話した。

ずっと手を握られてた

拓哉さんは本当女性の扱いに慣れてる感じがした。

色んな女性が近寄って来た。

「拓哉ぁ最近全然連絡くれないじゃない」

「わりぃ俺彼女出来たから遊べねー」

私は不思議そうに拓哉さんの顔を見た。

するとウィンクされた。

「拓哉さんは彼女いたんですね」
と聞いて見た。

「彼女にしたい子はいるよ」

とウィンクされた。

《えっあたしぃ》

と目で合図送ると頷かれた！！！
ダンスの音楽が流れると

「踊ろう」

と手を引っ張られた。

「拓哉私踊った事ないよぉ」

と小さい声で言った。

「大丈夫。
俺がリードするから」

私は拓哉さんと踊った。

パーティーも終わりに近づいた頃
「愛撤収しようぜ。
厄介な奴いるから」

と手を引っ張られ二人で走った。
「駐車場で待ち伏せしてるからタクシーひろうぞ」

タクシーに二人で飛び乗った。

タクシーの運転手に行き先を言っていたが私の自宅とも拓哉さんの自宅とも方向が逆だった。

「メチャクチャ素敵な楽園見せてあげるよ」

と嬉しそうにしていた

かなり走ったはずいきなり着きましたよと運転手の声がした。

私はタクシーを降り拓哉さんに引っ張られるまま歩いた。

しばらくすると

「何ここ？」

と私は目の前に広がる湖に唖然となった。

月明かりに照らされ凄く素敵だった。

側にはベンチがありそこに座った