ダーリンは財閥
本当吸い込まれそうな湖に私は癒されてた。

すると!

拓哉が肩にもたれかかって来た。
「今だけ今だけこうさせて愛」

私は拒むことが出来なかった。

「彼氏よりも先に愛に会ってたらいいのに」

と、小声で聞こえた。

まつ毛長いんだぁとずっとみとれていた。

「彼氏と別れたら俺が側にいてやる」

と目を閉じたまま言われ

《ドキッ》

とした。

私は満天の星空みあげながら

《一瞬いや今だけ夢見てもいいよね》

と言い聞かせ、拓哉の頬にキスをした。

「口にして目開けないから」

と拓哉に言われさらに

《ドキッ》

とした。

私は拓哉の口に軽く唇を重ねた。
拓哉の目が開き私は動けなくなった。

拓哉に両手で頬を包み込まれ今度は拓哉の方から唇を重ねて来た。
心臓のドキドキは早く聞こえるんじゃないかって思うくらい。

「もしかして愛キス初めて?」

と聞かれ

「うん!」

とうなずくしかなかった。

司を裏切った瞬間だった。

私は何故か涙が溢れてきた。

拓哉は

「絶対俺が愛大切にする」

私は拓哉の胸で声を出して泣いた
しばらくすると雨が降ってきた。
私と拓哉は雨宿りするため急いで車に走った。

「風邪ひくから俺んちで乾かして行けよ」

私は

「大丈夫今日はもう心臓限界送って家に」

拓哉にキスされ

「俺もこんなドキドキしたの初めて」
と頭を撫でられ家へと送ってくれた。

この時はまだきずかなかった私の心の変化を。

心のドアを拓哉に開けられた事を。
家に着いて唇に手を当てながら又赤面した。

拓哉の唇は凄く優しかった。

《あのまま拓哉の部屋に行ってたら》

とかエッチな想像したりもした。
< 19 / 73 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop