ダーリンは財閥

「拓哉っﾋｸｯ有り難うﾋｸｯ」

と拓哉に言った。

「愛？
よ〜く聞いて。
これからは俺が側にいる。
だから泣かないでなっ」

月明かりが拓哉の顔を照らし私はその唇に軽くｷｽをした。

拓哉は

「これは俺の彼女になるって事」
聞かれたので

「拓哉を沢山知りたい」

「沢山教えてやる俺を」

と拓哉からｷｽされた。

しばらく浜辺でずっと話をして
拓哉が

「明日仕事だし戻るか？
それともあそこに泊まるか」

と指された先はﾗﾌﾞﾎﾃﾙで

私は慌てて

「うううん！
家の方が落ち着くから帰るっ」

と慌てて答えた。

拓哉は

「アハハ冗談だよ愛っ」

と頭をﾎﾟﾝﾎﾟﾝ叩いて

「愛帰るぞ」

と手を握られ車に戻った。

帰りの車の中で手はずっと握られっぱなしだった。

拓哉の運転する姿は本当カッコ良かった。

私は助手席でいつの間にか寝てしまった。

「愛起きて着いたぞ」

私は飛び起きた！

「ｺﾞﾒﾝﾅｻｲ！
寝ちゃった」

「寝顔ﾒﾁｬｸﾁｬ可愛かった」

私は真っ赤になるしかなかった。
拓哉は

「お休みのチュッは」

言って来たので私は軽くｷｽをした
車から降りると拓哉が運転席から手巻きしたから拓哉の運転席に近寄ると窓が開き拓哉に窓から体を乗りだしｷｽされ

「明日な愛お休み」

と帰って行った。

私はその場にしばらく立ち尽くしたままだった。

家に帰ってお風呂に入り部屋にあがり携帯を見ると拓哉からメールが入ってた。

『愛にｷｽしたらマジに離せなくな った(笑)
俺愛病かな(笑)
それだけ好きだからかも(笑)
浜辺で体冷えたんだから暖かく して寝るんだぞ。
明日遅刻するなよ。
絶対大切にするから。
お休み愛。

私はメールを見ながら小さく

《有り難う拓哉》

と呟いた。

それから私はいつの間にか又寝てしまった。