ダーリンは財閥
トイレでばったりお母さんと遭遇した。

「拓哉とは仕事仲間だけ?」

鋭い目に

「はい!
そうです。」

「そう。
これからも拓哉を宜しくね」

と握手された。

《付き合ってることばれたらただじゃすまなそう》

私はドキドキしながら会場に戻った
お母さんがステージに現れた。

「今日はもう一つご報告があります。
息子の婚約者をご紹介します。
J.Kグループ林泉さんです」

私はその場に立ちすくんでしまった。

《私何かが相手される訳ないよねフフフバカ見たい私》

と思ったら会場からタクシーに乗りあの湖に来ていた。

凄く冷たい風が肌に触れて涙が溢れてきた。

ベンチに座り私は何故か泣き笑いしてた。

どれくらいいたか忘れたけど私はそのままタクシーを見つけ自宅へ帰った。

拓哉の車が止まっていた。

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