ダーリンは財閥
昨日は私も拓哉に寄り添いながら寝てしまった。

目が覚めると朝日が眩しく私は拓哉を起こした。

「拓哉朝だよ」

拓哉はゆっくり目を開けながら

「愛お早う」

「拓哉お早う、
朝日綺麗だよ」

私は窓際から朝日を眺めた。

「帰りにお母さん達にお土産買って行こう」

拓哉は

「そうしよう」

と頭を撫でてくれた。

二人で朝ごはん食べてチェックアウトしてお土産を買い空港へ向かった。

空港であのご夫婦と会った。

ご夫婦は九州の住まいだった。

飛行機の時間迄四人で話をした。
別れ際に私は奥様に抱きしめられ
「愛ちゃん元気で本当有り難う」
私も

「奥様もお元気で必ず東京に来て下さいね案内しますから」

「えー必ず行くわ」

と別れた。

私はこの時は最後になるとは思わなかった。

飛行機に乗り私は帰った。

空港に着くとお母さんが迎えに希美と来てた。

「希美ただいま、
いい子にしてたかな」

と拓哉は希美を抱っこしてた。

私はお母さんに

「お母さん本当に素敵な旅行でした、
有り難うございました」

とお礼を言った。

それからお母さんの車で自宅へ帰った。

自宅に帰りお母さんにお土産を渡した。

「これ高かったでしょ」

私は日頃お世話になりっぱなしだから奮発した。

「お母さんに似合いますこのスカーフ」

お母さんは凄く喜んでくれた。

私のお母さんにも同じのを渡した
それからあのご夫婦の事をお母さん達に話した。

お母さんたちも目に涙をためながら聞いてた。

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