ダーリンは財閥

新店舗オープン

今日はとうとう新店舗オープン初日。
私は拓哉とデザインチームと新店舗にオープン準備に来た。

「主任こっち見てください」

準備に向けて色んな声が飛び交う拓哉も関係者に指示で忙しそう。オープン迄後1時間切った頃拓哉に

「主任、地下室に着いてきて」

と言われ地下室に向かった。

「拓哉?地下室に何かあるの」

私は薄暗い地下室の部屋へ案内された。

「やりたかった事ずっと」

と拓哉は私に深いキスをしてきた
私は硬直してしまった。

「愛!大丈夫か」

私は動く事が出来ずボーとしてしまった。

我に返り目の前には拓哉の顔があり後退りしてしまう。

「この薄暗さで愛確かめるのもいいかもオープン迄1時間あるし」
拓哉が苦笑いしながら言う。

「拓哉っ!ちょっとちょっと待ったぁ」

しかし拓哉はやめようとしなかった。
拓哉は場所関係なく愛して来た。私は委ねるしかなかった。
地下室から出る前に洋服の乱れを直しオープン会場へ向かった。
オープンすると沢山の人が試着しては買って行く。
この光景をどれだけ夢見たんだろうと私は涙を堪えながら見てた。オープン初日は大成功に終わり関係者と共に打ち上げに向かった。
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