悪魔の大罪
「それじゃあ、僕は一旦魔界に帰るとするよ」

「魔界?」

「僕らの実家みたいなモノさ。ちょっと野暮用でね」

「送ってくれてありがとう」

「君の為ならお安い御用だよ」

私に向かって微笑んだ後、あたり一面に真っ黒な光の粒が散る
そして、さっきまでいたはずのレン君の姿が見当たらない
………悪魔って便利だなぁ


「あっ!急がなくちゃ」

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