好き。 ~短編集~
思わず顔を上げると
顎をクイッと上げられ、もう少しでキスして仕舞いそうな距離になる
「え、ぅわぁああ…け、啓太郎?」
ビックリして声が大きくなる
「夕樹が好きだよ、俺と付き合ってよ。
はい、これ決定事項ね
分かった?」
啓太郎が私より先に言って仕舞った
まぁ、結果オーライで(?)
「う、ん!私も…す、すすす好き!」
私がそう言うと、二カッと笑って、啓太郎は私の名前を呼ぶとキスをして
唇を甘噛みした。