〜ΒΘЯDЕR X〜ボーダークロス

朝早く到着したせいかスキー場では圧雪車やスキー場スタッフが営業準備に忙しいそうに動き回っている。

「約束の時間は確かお昼ころだったよな?」

冬哉は朝ご飯のおむすびを食べながら滑る準備をし勇太に語りかけた。

「うん…『白馬流滑飛派』ってチームと本日12時ころにエアー1本勝負。」

「『ハクバリュウカットビハ』って如何にも飛びメインな感じだけど…どんなチームなの?」

…こちらは朝ご飯代わりにスナック菓子を頬張りながら姫華が聞く。

「…ネットで調べたんだけどチームHPもあってメンバーの数は8人…その内のリーダー猫山 春樹は難易度の高い飛びでメイク率がかなり高いらしい…」

「『猫』だけに着るのは得意なのかぁ」

「実際に猫の様に身軽か分からないがショップ等からもスポンサーを受けてたり様々な草大会でも上位常勝者だから実力は確かだよ。」
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