姉 ときどき 弟
おねえちやん
青空だ。
どこまで行っても、青空だ。
こんな日は昼寝なんかしたい。
「そんな君にはこれだよこれ、わかるまいよ弟よ」
「わかるよ姉よ」
家の前でちくわぶを持ってドヤ顔をする女がいたら正直引く。
立場的に弟という称号を持つ自分は、今年17歳になる性別上男の子だ。
そんな男の子な弟の理想的な姉というのは、優しいお姉さんである。
もう贅沢は言わない、優しい普通の姉が良い。
「この魔剣を見て気付く事はないのかい弟君よ」
「練り物だな」
「すばらしい、つまりおでんだ!」
「いや分からない」
優しいかどうかは保留にして、普通かどうかが重要だ。
世間一般的な姉は、ちくわぶを持って家の前でドヤ顔するかどうか、それを考えてみれば分かる。
「青空にはおでん、あ、ちなみに具は卵さえあれば私は幸せです(o>ω<o)」
ならなんでちくわぶなんだよ…
よく分からないが涙が流れてきた。
そうだ、俺の姉は
家の前でちくわぶ持ってドヤ顔をする姉だ。
くそ、涙が止まらねえよ…
どこまで行っても、青空だ。
こんな日は昼寝なんかしたい。
「そんな君にはこれだよこれ、わかるまいよ弟よ」
「わかるよ姉よ」
家の前でちくわぶを持ってドヤ顔をする女がいたら正直引く。
立場的に弟という称号を持つ自分は、今年17歳になる性別上男の子だ。
そんな男の子な弟の理想的な姉というのは、優しいお姉さんである。
もう贅沢は言わない、優しい普通の姉が良い。
「この魔剣を見て気付く事はないのかい弟君よ」
「練り物だな」
「すばらしい、つまりおでんだ!」
「いや分からない」
優しいかどうかは保留にして、普通かどうかが重要だ。
世間一般的な姉は、ちくわぶを持って家の前でドヤ顔するかどうか、それを考えてみれば分かる。
「青空にはおでん、あ、ちなみに具は卵さえあれば私は幸せです(o>ω<o)」
ならなんでちくわぶなんだよ…
よく分からないが涙が流れてきた。
そうだ、俺の姉は
家の前でちくわぶ持ってドヤ顔をする姉だ。
くそ、涙が止まらねえよ…