S-exchenge
そういう類いの事を、本人に訊ねるってのが既に終わってるだろうが。


心の中でライフル銃を目の前の小太りな男に向かって乱射しながら、俺はこの教師を脳内にある尊敬できない人間ファイルの方へと分類する事に決定した。


こんな奴に教師って名乗らせているから、日本の教育現場は駄目だって言われるんだよな。


そんな風に毒づきながらも、俺は一応人好きのするスマイルってのを浮かべて、そいつに答えてやった。


「どちらでも、先生の呼びやすい方で結構ですよ。
ただ俺は見ていただいた通りにこんな感じの奴ですけどね。」
< 19 / 72 >

この作品をシェア

pagetop