S-exchenge
そんな俺の反応は予想外だったらしく、その子は顔を真っ赤にしたまま、しばらく口の中でうなっているような声を出していたものの、諦めたのか段々とうつむいて行き、最後はうなだれてしまった。


ちょっと悪い事したかなと思わないでもなかったが、俺の性格ではどうしてもこうなってしまう。


ごめんな、せっかくの可愛い顔にそんな表情浮かべさせちゃって。


心の中でそっと謝ると、俺は周りを見回した。


俺は、俺が痴漢じゃないって知っているからいいとしても、痴漢だと疑われた奴を放置するかな。
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