S-exchenge
「んあ?
………あぁ。
前の学校はハンブルグにあるエーリッヒ・シュタイナー学校。
ちなみに、制服は親父の昔着てたヤツ。
どこのガッコかは知らねぇな。
好きな女性………ねぇ。」


俺はそこで意味ありげに言葉を切って、ニヤッと笑って見せた。


「ヒップラインはきれいな方が良いよな。」



周りを固める女子達には言葉通りにしか受け取れないかも知れないが、この可愛い子ちゃんにはきっと通じているはずだ。


今朝のチカン騒ぎを、覚えていない筈ないもんな。


とはいえ、好きになった子の気を引くために、嫌なことを言うなんて、俺もガキくせえな。
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