S-exchenge
意を決したように口を開いたのに、またそうやって俯いてしまって。


なんだか、俺が苛めているみたいじゃねえか。


そう思った所で気がついた。


そうか。


この可愛い子ちゃんにとっては、俺はあんまり好印象な筈ないよな。


チカンと間違えていたんだし、俺はそれを鼻で笑い飛ばしたし。


しかも、朝の2度目の出会い方も驚かしただけで俺は逃げ出したし。


うーん。


しかも多分、今、俺に話しかけたいんだろうに、あのチビコロ教師は俺の名前を板書しただけで、紹介しやがらなかったしな。
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