S-exchenge
だから。


「すっごくもててそうなんだけど、逃げ出すぐらい女の子苦手なの?」


しばらく黙って俺を見ていた可愛い子ちゃんの口から、そんな質問が出てきた時。


俺はいつものように、関係ないんだから放っておいてくれ、と言うんじゃなくって、素直に自分の気持ちを答えてしまっていた。


「あー。
んん………、そうだなぁ。
女の子達はすぐに俺の事、恋愛対象として見るからなぁ。
苦手………と言やぁ、苦手だな、多分。」


考えながら答える時の癖で、がしがしと頭を掻きながら俺は答えた。
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