来世でまた…
私は暁月楓、17歳、最上高校2年。

そして、陰陽師最強の安倍晴明の末裔で現世の陰陽師の中で一番の霊力を産まれ
た天才と呼ばれていた。(母を除いた家族みんなは陰陽師の力を持ってるよ)


その上何故か私は前世の記憶のようなものを覚えているのだ。


今日も私は夢を見た。いや、実際はこのユメに生きていたのだろうか…


ふと、そう思いながら私は深い眠りについた。





**Past**





叫び声があちらこちらから聞こえる。
人々が暮らす民家が燃えていたり、壊れていた。そこには異形のモノが食い散らかした人の肉片も転がっていた。


「きゃぁぁぁーっ!妖がっ、妖がこっちにっ!こ、来ないでぇぇぇ!」


壊れかけた家の中で少女が泣き叫んでいる、そこには不気味なモノが迫りきていた。


「グルルル…美味そうな娘がおるなぁ」

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