来世でまた…
いつの間にか寝てしまっていた少女を無事な民家に預け、彼女は町を見回りをした。そして弱々しく呟いた。


「あぁ、この世はいつ平和になるんだろうか…。」


と、寂しそうにただずんだ。






**Now**






ピピピッ…と目覚まし時計の音が鳴る。
私はそれを止めてベットからおりて、鏡の前に立った。


目元には涙が滲んでいた。だけどこれはほとんど毎日だ。


「…またかぁ。毎回同じ夢だし、毎回同じところで終わるし…やんなるなぁ。」


私は簡単に身支度を整えて家族の待つリビングへ向かった。

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