いつもいつも、いつまでも… ~石田班長~
『2』 春 ~再びと始まり~

晴れの入学式 恋の桜



4月3日

奈賀東高校の入学式

アタシはまだ慣れてないパリッと綺麗なプリーツの深い青の生地に紺とピンクのチェックスカートを履き、しわ1つない白いYシャツに袖を通し、ネクタイをしめ、水色の刺繍の入った紺のハイソを履き、慣れない黒のローファーを履き、真新しい黒革のスクールバックを持って奈賀東高校の正門をくぐった

クラスをみた

1-3――…
下駄箱の番号は401

昇降口にいき、靴を履き替え1-3へ向かった

だが…

「1-3って…どこ!?」
南館しか情報がない
入学早々早速ピンチ!!

「成ちゃーん!!」
「あっ!!かなちゃんッッ!!」
塾で同じハイレベルクラスだったかなちゃん

すごく華奢なんだけど面白い子

「何組になった!?」
「1-2になった!!」
「マジでぇ!?アタシ、1-3だよ!!」
「じゃあ隣だね!!」
テンションが上がりに上がって話していた

「ねぇねえ、1-3って…どこ?」
「多分3階だよ」
「え゛…遠ッ!!じゃあ頑張ってくる」

そう言って3階を目指した

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