いつもいつも、いつまでも… ~石田班長~


長い長い入学式が終わり、担任の大学の話もやっとの思いで終わって、帰ることにした



下駄箱は―――…


レッドカーペットだった

下駄箱への廊下が2・3年で埋め尽くされ、道になっていた

写メってる方もいればムービーとってる方もいた

ボールを転がして拾ってもらった人を勧誘すると言う新しいタイプの班活も多々あった

アタシはやっとの思いでくぐり抜け、靴を履き替え、でようとした

出入口に向かう
まだまだ勧誘があった

そこでだった


「「あ…っ!!」」

「どうもです」
「こんちは~」

中陦がいた

前、会った時は少し白くて髪は短くもなく長くもない長さだったが、今は日焼けして小麦色になり、前髪が目より下の方まで長くなっていた

その前に…
背ぇ、こんなに近かったっけ?

「おかげさまで入学できました」
「どうぞマネージャーを…」
「そいでは!!」
「ちょっと…ッッ!!」

話してたらマネージャーに強制的にされそうだったから逃げた

でも

それだけが原因じゃない―――…


< 16 / 51 >

この作品をシェア

pagetop