いつもいつも、いつまでも… ~石田班長~
『ドキンっ』
胸の奥が苦しく切なく…きしんだ
少しずつ顔が紅くなっていくのがわかった
友達と話してる時、色々な班活が勧誘してきた
その中に、写真班はなかった
また中陦が来た
「すいません…マネージャーに…」
「だから、考えときますって」
2度目の勧誘
そんなにマネージャーになってほしいのか…
「うまい棒あげるから…来ない?」
「う………!!」
アタシは物につられやすい
その性分を知ってか知らなかったか、その手を使われた
「解りました…見学だけでも…」
「本当!?よっしゃッッ!!」
その嬉しそうな素振りが少し可愛いかった
『ドキンっ』
また胸の奥がきしんだ
「………ッ!!そいではっっ!!」
友達がいつの間にか逃げていたから友達のもとへ逃げた
さっき、やっと引いた顔の紅みがまた出てきた
酷いよ――…先輩…
綾音『アヤネ』と違う友達と話してたらまたさっきの先輩がやって来た
バコンッッ!!―――
いい加減、いらいらして先輩の首から提げてる宣伝の看板を叩いた