いつもいつも、いつまでも… ~石田班長~
ただの『後輩』
そんなの嫌だ
『後輩なんてそこらじゅうにいますよ』
『先輩だってさ、そこらじゅうにいるよ(≧ε≦)』
『じゃあ名字+先輩で呼びます』
『名前+先輩のがいい♪(≧ε≦)
成ちゃん?成?名前の方がいいでしょ?』
『じゃあこれからそう呼びます祥汰先輩(*^∇^*)
アタシはちゃん付けは似合わないので…(x_x;)』
確かに、アタシはちゃん付けは似合わない
けど、呼び捨てさりのなら呼び捨てされたい――…!!
『よろしくね♪
じゃあ成ね☆o(^ヮ^)o』
胸が痛く苦しく切なく鼓動をならして、頭に嬉しさと共に血が激しく昇る
ただ、先輩に呼び捨てされるようになった――
それだけなのになんでこんなに顔が紅く火照るのか――…?
『恋』
『好きな人』
そんな2つの単語が浮かんだ
でも、体が自然に拒否する
じゃあなんなんだ?
もう、意味が解らない
先輩と出会わなければこんな悩んだり、苦しんだり、喜んだりしなかっただろう――…
メールはまだまだ続く
祥汰先輩はアタシの気持ちとは裏腹に気づかず、普通に…